口の中にできるがんについて

異常を感じたら、早めに相談を

口の中やその周囲にはいろいろな場所にがんができます。多いのは舌や歯茎ですが、それ以外にも、ほお、上あご、口の底の粘膜、唇など。だ液をつくるだ液腺という組織にできることもあります。

最初は、痛みがほとんどないか、まったくないこともあります。しこりのある出血しやすいただれ、潰瘍といった形で認められることも多く、歯槽膿漏や口内炎と区別しにくいこともあります。

歯槽膿漏や口内炎と思い込んだり、日常生活に不便さを感じないため、受診が遅れこともしばしばあります。

がんへの恐怖から受診をためらい、放置する方もいます。

ある女性は、舌に異常を感じましたが、がんと宣告されるのが怖くて、不安を抱えたまま半年近くも放置していました。

ご家族に付き添われ、恐る恐る受診されたときには、がんが広範囲に進行しており、一年後に帰らぬ人となりました。恐ろしいのは進行したがんです。早期のがんは決して治らない病気ではありません。

口の中に発生するがんは、直接、見ることができるケースが多く、歯科治療の際に偶然見つかることもよくあります。

ある男性は、歯茎が腫れたため、かかりつけの歯科医院を受診しました。その腫れは出血しやすく、しこりを伴っていたので口腔外科を紹介され、詳しく調べたところ歯茎のがんが見つかりました。

がんは比較的早期だったため、治療を受けて、十年以上たった今でも元気に過ごされています。

口やその周囲にできるがんの場合も、他の場所にできるがんと同じく、早期発見、早期治療が大切です。

歯槽膿漏で歯茎がいつも腫れていたのでは、異常が現れても分かりにくくなります。口の中をいつも清潔に保つことを心がけましょう。

合わない入れ歯を我慢して使っていたり、虫歯で歯が大きく崩れてとがってしまい、いつも粘膜の同じところを傷つけたり、といった慢性的な刺激はがんの原因の一つと考えられています。

入れ歯の調整や虫歯の治療をしっかりして、口の中の環境を整えましょう。たばこやアルコールなどの過度の刺激を控えることも大切です。

そして、かかりつけの歯科医に定期的に検診してもらうことが望ましいでしょう。

出血しやすい粘膜の腫れがある、口内炎がなかなか治らない、口の中にしこりを感じる、歯が急に動き出した、粘膜の部分的な色調の変化など異常を感じたら、早めにかかりつけの歯科医にご相談してください。





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