◇睡眠不足と枕について
寝苦しい夜が続いているというあなた、体調大丈夫ですか？
睡眠不足は、起きている間も集中力が落ちたり、イライラする、いつまでも疲れがとれないなど、心身の健康状態にも悪影響を及ぼしてしまいます。
例えば、さまざまな病気の温床となる免疫力低下などは万病の原因です。
ストレス解消も、実は睡眠をしっかりとることが一番大切だったりするのです。
寝つきが悪くまんじりとしない夜を過ごすと、新陳代謝がうまくいかず、疲れが十分とれなかったり、お肌のコンディションも悪くなってしまいます。美容と健康に欠かせない睡眠をしっかりとる方法のひとつが、上手な枕選びと使い方なんです。
◇寝ているときも－立っている？のが理想？？？
枕は、寝ている時の、敷布団と頭や首の間にできるすき間を埋めるもの。立っているときの自然な姿勢を寝ている間も保ってくれるのが、実は理想的な枕なんです。
人によって体型が違うので－概には言えませんが、女性だと高さ２～３ｃｍくらい、男性だと高さ３～４ｃｍくらいの枕が身体に合うという人が多いようです。
低すぎる枕だと、あごが上がりすぎて真上に天井が見えるようになり、逆に、高すぎる枕はあごが下がりすぎてしまい、寝た状態で目に入ってくるのが、天井というよりも壁になってしまいます。
枕の構造としては、できれば中身の素材は中央部が低め、両サイドは高めになっているのが理想的です。
素材については、どれが良い、悪いということはなく、自分が長年使い慣れたものなど、好みに合ったものを選びましょう。
また、マイ枕を長年愛用している方も多いかもしれませんが、長い間使っていると、中の素材が傷んだり適切な高さを保てなくなります。
枕の耐用年数は、素材によって多少の違いはありますが、お手入れをまめにしても２～３年が目安です。
買い換える際は、できればお店で実際に寝る姿勢で枕をしてみて、体に合っているか試してから選ぶことが理想的です。
自分にぴったりの枕を使っていると、身体の緊張が抜けやすいため、寝つきがスムーズになり、朝起きたときの目覚めも爽やかになります。
しかし、合わない枕を使っていると、頚椎を不自然にゆがめたり、筋肉や関節への負担が大きくなり、気道を圧迫していびきの原因になるなど、さまざまなトラブルが起こりやすくなるので気をつけましょう。
以下のチェックポイントに心当たりがある人は、もしかしたら合わない枕を使っている可能性あります。
□朝、首や肩の周りがこっている
口寝ている間に枕を外している
□いびきをかく
□朝起きると体が疲れている
□枕の上に手を添えている
□寝相が悪い
◇快適に眠る方法
ぐっすり眠るには、体に合った枕を使うことが大切ですが、寝苦しさを回避する方法がいくつかあるので、紹介します。
そばがら、パイプ、マルコピーンズといった疎めの素材入り枕を準んでみましょう。素材が硬いと素材同士にすき間ができるため、通気性がよくなり湿気や熱がこもりにくく頭の温度が下がりやすいので寝つきがよくなります。
眠っている間は、頭からも驚くほどたくさんの汗が出ます。
そばがら入り枕は、湿気がこもるとカビが生えやすいのでできるだけ毎日干しましょう。
パイプやマルコピーンズはポリエチレン製なので、ときどき洗濯ネットに入れて丸洗いしたほうが清潔です。
以上です。あなたの快眠にこだわってみませんか。
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